支部からのお知らせ
2024年度 友電会びわこ支部総会・研修会実施報告
10月5日(土)に滋賀県大津市において、第33回大阪電気通信大学友電会びわこ支部総会・研修会を開催しましたので、以下のとおり報告します。
《支部総会》
法人本部より谷財務部長様、廣谷友電会会長様をはじめ総勢22名の参加をいただき開催しました。
滋賀県青年会館において、支部長挨拶、廣谷友電会会長の挨拶に続き、総会を開催しました。総会では、廣澤副支部長が議長となり進められ、昨年度決算・事業報告、今年度予算・事業計画、そして、支部規程の一部改訂などを提案し、すべて原案どおり承認されました。
谷財務部長からは、母校の現状報告や寄付についての趣旨説明がありました。特に来年度開設予定の健康情報学部や2026年度には現在のデジタルゲーム学科が3専攻制に刷新予定であることなど飛躍・発展する大学の様子も伺うことができました。
《研修会(講談)・懇親会》
同会場で、研修に移り、先ず滋賀県在住の講談師 旭堂 南風 氏による講談を上演いただきました。南風氏のユーモアを含めた自己紹介の後、オリジナル講談「源氏供養 紫の想い、、、」という演題で熱演され、参加者の多くは、生の講談を聴くのは初めてであり、興味深く拝聴いたしました。今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」を題材に、登場人物の人間関係や人となりをさらに深く掘り下げ、歴史の裏側にも触れながら詳しく演じていただき、大河ドラマの見方も、これまでとは違って、より面白く見ることができると思います。
紫式部が父藤原為時と越前に赴くとき、大津の打出浜から塩津浜まで琵琶湖を船で北上したといわれています。その気分を少しでも体感したいと、懇親会は屋形船を貸し切り、湖上で行いました。紫式部と同じコースをたどることはできませんが、琵琶湖の南側(南湖)から瀬田川 南郷洗堰(なんごうあらいぜき・琵琶湖から京阪神へ送る水量を調節する堰)付近まで遊覧しました。また、遊覧途中に、石山寺山門を湖上から見上げることができるスポットで停船いただき、日常とは異なるアングルでの山門も風情がありました。90分間程度の懇親会でしたが、アルコールも入り自己紹介や近況報告など和やかな時間を過ごすことができました。最後は、湖面からの爽やかな風を受けながら全員で「琵琶湖周航の歌」を大合唱して懇親会を終了し、下船しました。
《研修会(石山寺巡拝)》
会場を石山寺に移しボランティアガイドさんに案内していただき、境内を散策しました。紫式部は、この石山寺に参籠中に「源氏物語」を起筆したという伝説は広く知られています。 その時、琵琶湖の湖面に映った十五夜の月を眺めて、須磨の「今宵は十五夜なりけり」の一節を書き出したことが、「源氏物語」の始まりだったと言われています。今も紫式部が籠ったとされる『源氏の間』が本堂の一角に残っており、説明を受けながら紫式部と源氏物語に思いを馳せました。
10月上旬の実施でしたが、日中は少し蒸し暑さを感じる天候でした。しかし、天候にも恵まれ、琵琶湖面からの心地よい涼風を受け、自然を体全体で感じることができました。また、石山寺は紅葉も有名ですが、この時期では樹木の葉は青々としており少し残念でした。しかし、平安文化の一端に触れることができ意義ある一日を過ごすことができました。
近江の自然と文化を満喫・堪能できる1日となりました。